「三者面談で何を質問していいか分からない」
そんな方へ面談前に家庭で準備しておくことをまとめてみました。
担任は三者面談に向けて受け持つ生徒全員分のデータ等を準備します。
家庭でも準備してもらいたいことがあるので,こんな準備をしてもらえるとスムーズに進むのでは?!ということをご紹介します。
逆に担任をしている先生は,この記事のことを事前に生徒・保護者にお願いしてみてはいかがでしょうか?!
自己紹介
三者面談で聞くことを整理するために、家庭内で学校の話をしておきましょう
三者面談がスムーズに進まないときの原因で一番多いもの。
それは,家庭内で話がまとまっていないときです。
特に進路がかかわる時に次のようなトラブルが起こりえます。
こういった状態では,担任は話を先に進められません。
昔は「○○(生徒の名前)は●●が得意だから,そっちの道があってるよ!」と指導したものです。
今は後で「向いていないじゃない!」とクレームが入る恐れもあるので,学校側が生徒の進路について決めるようなことは言いません。
だからこそ,事前に生徒は下調べしないといけないですし,家庭内での意思疎通が大切になります。
下調べ,家庭内での意思疎通を済ませて三者面談に臨みましょう。
三者面談で聞くことは事前に準備しておきましょう
事前準備が終わったところで,質問をしたいかもしれません。
面談当日に質問をしても結構ですが,事前に生徒を通じてメモで質問を渡しておくのも手です。
中には担任が即答するのが難しい質問があるかもしれません。
事前に質問をもらえれば面談までに答えを準備できます。
特に質問がなくても,生徒が下調べをしたことを保護者が聞いておくことは済ませておきたいです。
せっかく個々の生徒のために時間を使えるので,調べればわかることを一から質問するのはもったいないです。
進路・進学のことを下調べして,親子で話をすり合わせて,その上で質問があれば尋ねるのが理想的です。
ちなみに即答が難しい質問は,後日,生徒を通じての回答になることもあります。
高校の三者面談で聞くことは、どんな質問が多いの?!
実を言うと,ほとんどの家庭から質問がありません
このケースが一番多いです。
40人の生徒,家庭の対応をして,5件前後かなという肌感覚です。
私はその学年で必要な情報を面談の冒頭でお伝えしたり,それまでのHRや生徒との二者面談で伝えるよう心がけています。
そういったこともあるからかもしれませんが,ほとんどのご家庭では質問はありません。
進路の手続きの方法
いつまでに,家庭は,どんな準備をしなければいけないのか確認をされることがあります。
特に学校推薦型選抜,総合型選抜などを利用する場合,どのタイミングで,どんな手続きをするか理解するのが難しいことがあります。
学校での様子
低学年のときに多いです。
中学,高校になると担任もほとんど教室にいないので,答える側としては難しいです。
朝や帰りのHRや教室清掃の様子を見て,わかる範囲で回答します。
ちなみに,掃除のとき担任は教室にいたほうがいいです。
担任は教室清掃を一緒にやることもあります。
教員側からすると録音はご遠慮願いたいです・・・
いろいろなご家庭があります。
単にどんな話をしたか記録しておきたいだけの家庭もあります。
一方で,不都合があれば証拠として法的対応をとりたがる家庭もあります。
教員は無責任に面談を行うわけではありません。
ただ,1日中10~15組を相手にして,それが数日続けば,伝え漏れや誤ったことを伝えてしまうこともあります。
後で訂正をしたときに,「あの時,こう言ったじゃないですか!証拠だってありますよ!」とトラブルになることもあります。
だから,学校側としては録音する家庭には構えてしまいます。
メモをとるのは全然問題ありません。
おそらく大事な部分を考えてメモを取るので,学校に責任を負わせるのではなく,家庭でやるべきことの役割分担が分かっているのかなという印象を持ちます。
基本的にはメモで対応するのがベターです。
高校の三者面談で聞くことのまとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
教員も生徒も保護者も,せっかく都合を合わせて面談をしています。
お互いに事前に準備をして,生徒の未来にプラスになる時間になるといいですね。
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