今回はよく自分が小テストや定期テストの分析に使うエクセルの関数をご紹介します。
とは言っても平均値,順位の算出,偏差値などごくごく一般的な成績分析です。
もし今まで「計算は電卓で格闘していた。」「エクセルなんて使ったことがない!」っていう方の参考になれば嬉しいです。

自己紹介
平均値
テストをすれば平均点の話題が必ずでます。
=AVERAGE(範囲)

定期テストは平均点を意識して作成します。
難しさの調整方法はこちらの記事を!
中央値
一部の人の点数が極端に高い,低いといった場合,平均値が引っ張られてしまいます。
いわゆる真ん中の数字はどれくらい?というときに使います。
=MEDIAN(範囲)

順位
テストをやれば順位を出したりもします。
=RANK(数値,参照する範囲)
後で他の人の順位もコピペで算出したいので,絶対参照の設定を忘れないようにしましょう!

絶対参照って??という方は【最初はコレだけ覚えよう!】学校の教員が使うExcel関数や機能 Excel初心者編もぜひおすすめです。
最大値,最小値
最高点,最低点の発表もあるかもしれません。
いちいち目で追って確認するのは大変です。
=MAX(範囲)
=MIN(範囲)

ここまでは単発の関数です。
次から式に組み込んでいきます。
標準偏差
標準偏差は偏差値を算出するのに使います。
(点数-平均点)÷標準偏差×10+50
標準偏差の関数はSTDEVP関数を使います。

標準偏差と偏差値
標準偏差はデータが平均値からどれくらい数字が散らばっているかを表しています。
散らばりが大きいと素点が高くても,偏差値は伸びないですね。
例えば,同じ40人クラスでテストが平均値が60点でした。
後の方が偏差値が低いです。

偏差値の計算
話を基に戻して,偏差値の計算に移りましょう。
計算式は先ほど触れたとおりです。
(点数-平均点)÷標準偏差×10+50
あとで,コピペできるように,絶対参照,相対参照の区別をして式を作りたいですね。

式の中に関数を入れ込むのも一つの手ですね。
赤いアンダーラインが平均値で,青いアンダーラインが標準偏差の部分です。


分布
分布を使って点数帯にどれくらいの生徒がいるか知りたい場合もあるでしょう。
まずはfrequency関数で区分ごとの人数を出します。
例では10点単位で設定してみました。
ウィンドウのOKを押すときは,Ctrl + enter を押します。
これをやらないとうまく表示されません。

あとは,グラフで視覚的にわかりやすくすればいいです。


条件付き書式
60点以上の人に印をつけるといった場合は条件付き書式が便利です。
これは関数ではありません。
まず,色を付ける範囲を指定します。
条件付き書式で新しいルールかルールの管理を選択します。
ルールの管理を選んだ場合は,次の画面で新規ルールへ進んでください。

今回は条件は60点以上なので,ポチポチ設定していきます。
フォントも設定します。

今回は60点以上の場合,セルを緑に塗ります。

OKを何回か押すとできあがり。


まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
数値の分析に長けておらず,またあまり時間がないので一般的なものをご紹介しました。
この記事を通して,成績の表計算が見やすくなった!間違えなく早く算出できるようになった!という方がいらっしゃれば嬉しい限りです。
読み合わせ確認作業に便利!
時短で名簿を作りたい!
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