夏休み・冬休み・春休みの高校の宿題が多い?教師側の宿題の意図はコレです。

宿題をしている学生 勉強のワンポイント・アドバイス
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高校生になると長期休みは宿題が多いな~と感じる人もいるのではないでしょうか?

高校での夏休み・冬休み・春休みの宿題の出し方について書いてみたいと思います。

大学への進学を意識する高校の例となっています。

この記事をオススメしたい方
  • 夏休みの宿題が多いなーと思っている高校生
  • 教員になったばかりで宿題の出し方に迷っている先生

実は,宿題は教員側の手間を考えたら出したくないです。

意外かもしれませんが,教員は楽をしようと思ったら宿題なんて出したくないです。

宿題を回収するのは当然休み明けです。

休み明けは,授業は通常通りで,部活もいつも通りやり,学校行事の準備もあり,わりと忙しい時期なのです。

そんな時に宿題のチェックをするのは,できればやりたくないですよね。

一生懸命働いている男性
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それでも宿題を出すのは,成績中位層の学習習慣を維持させるため

成績上位層の生徒は宿題を出さなくても意識づけをきちんとすれば自分で勉強します。

塾に行っている人は塾で勉強します。

高校生になるとごく稀ですが,保護者が休み中の勉強を指導すれば,家庭で勉強するかもしれません。

成績中位層は勉強は人に言われればやるけれども,自分で課題を発見して自主的に勉強を進めようという意識はまだないかと思われます。

言われたことは真面目にこなすのが中間層ではないでしょうか。

この層の学習を止めないのが主な目的です。

勉強している男の子

下位層のほとんどは宿題を出しても,解答解説を写すだけで何も吸収しなかったり,友達のノートを写すだけになってしまいがちです。

もちろん,それまでと心を入れ替えて,勉強に向き合う人も中にはいます。

ただ経験上,そんな人は少ないです。

人はそう簡単には変わりません。

残念ながらあまり身にならないでしょう。

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自分が宿題を出すときのパターンは3つ!

自分が宿題を課す時のパターンを紹介します。

それぞれのパターンには意図があるので紹介していきます。

前の学期でやった内容の復習

一番このパターンが多いですね。

例えば,休み前の学期で単語帳の○○ページ~△△ページの小テストをし,定期テストでも出題したとします。

その後の長期休暇でも,もう一度覚えなおすことを宿題にして,休み明けに課題確認テストを行います。

そうやって,知識の抜け漏れを少しでも減らせる工夫をします。

特に,進学校ではあるけれども,都道府県でトップレベルには及ばない高校では,復習を長期休暇の宿題にするのが効果的ではないでしょうか?

学習したことを定着できないと,学年が終わった後に結局あまり学力が身についていないということになりかねません。

英語を書いている少年
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次の学期でやる内容の予習

長期休暇に入る前に,次の学期の学習計画を示しておいて,予習ができるようにもしておきます。

ただし,予習は回収してしまうと,授業が始まったら生徒の手元にない状態になってしまうので,自分は宿題というよりは自学自習を促す程度としています。

予習はそれぞれの生徒でスタイルがあると思うので,なかなか画一した方法で生徒が取り組むのが難しいです。

だから,宿題としつつ,評価にガッツリ加えるというよりは,学習を促す程度にします。

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授業では扱えないけれども,先々の入試などで必要な内容の学習

英語の場合,教科書だけでは大学入試などに向けた英文の読書量が足りません。

そのために,多読用教材リスニング教材などを別に購入して宿題にすることがあります。

こちらは初めて扱うので,教員側としては

「どんな状態で課題を提出してもらいたいか」

「どんな力を育成するためにこの宿題を課しているのか」など

取り組み方や目的を具体的に授業中に説明します。

高校生にとっては一番この部分が「宿題多いな~」と感じる部分でしょうか?

教員側は「普段の授業ほど学習量を確保できないけど,先のことを考えるとこれくらいはやってもらいたい」と思っています。

生徒側は「こんなに宿題が多いなんて,『休み』じゃないじゃん!!」と思っているでしょう。

宿題の面倒を見てくれる塾は?

「春休みの後は学年も変わるし,気持ちを切り替えようかな~」とか,

「1学期成績がちょっとヤバかったから,夏休みに頑張ろうかな~」とか思っている人もいるかもしれません。

それでも,「一人で勉強すると,宿題をどうやったらいいのかわからない」ということもあり得ます。

そんな時は個別指導塾に通うのもありでしょう。

もちろん,一人でやるのが望ましいのですが,教科書を開いても最初からつまづいていると,いくら復習の宿題でも学力につなげるのは難しくなります。

個別指導塾(補習塾)なら,十分対応できる範囲です。

念のため入塾のときに希望を伝えておくといいでしょう。

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まとめ

夏休み,冬休み,春休みは学校の授業がない期間です。

言い換えれば,普段は時間がなくて,なかなかできない勉強に専念できる期間になります。

宿題を通して,復習,予習,プラスαの勉強をしつつ,上手に時間を使えるといいですね。

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