高校2年生で文系と理系に分かれる学校では,高校1年生の6月ごろに文理選択の予備調査が行われるかもしれません。
高校1年生にとっては「入学したばかりなのに…!」と驚くかもしれません。
今回は文系理系の選択についてアドバイスができればと思います!
自己紹介
文理選択の決め方① 職業選択を意識しよう!
建築,ものづくりなどの仕事をするには,物理を深く勉強していないと難しいです。
同じように医師,獣医は生物や化学がより重要になります。
文系では歴史学芸員,学校の英語の先生などの場合,それぞれ歴史や英語を深く学ぶことになります。
理系の勉強しないと選択できない職業,文系寄りの職業があります。
いきなり職業を決めるのは難しいですよね。
まずは,なんとなくこれからの人生をどう生きていくかを考え始めると良いでしょう。
文理選択の決め方② ゲーム感覚でネットの診断を使ってみましょう
とは言っても,学生の時に知っている職業なんてほんのわずかです。
世の中には大人でも知らない仕事がたくさんあります。
そこで,適職・適学診断をやってみてはいかがでしょうか??
心理テストのように回答することで,進路についてアドバイスをもらえるものです。
こういったツールの良いところは,自分の知らない選択肢を提示してくれることです。
しかし,答えが全然自分に合わないということも起こります。
あくまで参考にする程度に受け止めると良いでしょう。
文理選択の決め方③ 高校1年生の数学が苦手だと理系は厳しいかも
先ほど,とりあえず理系に進んで勉強をやり抜けますか?ということをコラムで書きました。
高校1年生の数学が分からない人は,理系に進んでも卒業,進学が難しいかもしれません。
「次の学年になったら頑張るから!」と明るく2年生になった人でも,高校1年生の内容がわかっていないので,2年生の内容についていけないのです。
結果的に理系の方が留年する生徒が多い印象があります。
高校2年生で,より難しいことをやるのに,高校1年生の勉強も自分で勉強して・・・なんて,本当に勉強づけになります。
高校1年生の時に勉強をおろそかにしていた人にとって,部活,テレビ,スマホを断って勉強に専念するのはちょっと厳しいところがありますね。
勉強につまづいたらできるまで勉強する人なら「とりあえず理系」でも通用するかもしれません。
ただ,在籍を理系にしていれば大丈夫ではないことは理解しておきましょう。
高校で理系を選択したら,大学受験で文転は危険!
ここまで「とりあえず理系」というのは理系の人は文系出身者の職種にも就けることが多いですよ,という意味で話してきました。
しかし,高校で理系を選んで,大学受験を文系で受けるのはかなり厳しいです!
そもそも高校で理系と文系に分かれているのは,受験勉強を効率的に準備しやすくするためです。
できるなら,分かれないで理系の勉強も文系の勉強もこなせた方が良いに決まっています。
ただ,人間なかなかそこまでは難しい…ということで,文理に分かれるのです。
理系に進んだら,大学も選んだ科目に沿った学部・学科に進学する覚悟を持ちましょう。
もちろん,これはよく言われていることですが,文系の人が理転するのはもっと難しいです。
文理選択の決め方④ 1年次はどの科目も手を抜かずに,向き不向きを確認しよう!
特に進学校の場合は,高校1年生であらゆる教科・科目をバランスよく勉強します。
これは文部科学省が決めている学習指導要領で「○○という科目を週に●時間勉強していないとダメですよ」という決まりがあるからです。
学習指導要領では全ての教科をバランスよく勉強することが意識されています。
だとすると,高校1年生でバランスよく勉強していれば,文理選択に役立ちます。
体験(勉強)したことのない教科・科目を選ぶなんてできませんよね?!
だから,高校1年生では教科・科目が多いのです。
また,卒業に必要な最低限の勉強を終えていれば,高校2年,3年で受験に向けた勉強に特化することもできます。
文理選択の決め方はイメージできましたか?
高校1年生は受験を終えたばかりという気持ちなので,「ちょっと早すぎない?!」と思うかもしれません。
しかし,先延ばしにすると,いくらでも先延ばしにしてしまいます。
少しずつ考えを深めていきましょう。
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