英語長文読解問題集|大学受験対策に役立つ解説付き練習

難関大向け|英語長文問題119(歴史)703語+和訳・解答解説

テストを受けている日本の高校生 英語長文読解問題集|大学受験対策に役立つ解説付き練習
この記事は約19分で読めます。

大学受験を目指す方向けの長文読解問題です。

タブレットを横向きにすると読みやすくなると思います。

難易度:難関大レベル

CEFR:B2程度

隣の芝
隣の芝

自己紹介

  • 非常勤+専任の私立教員歴は約15年!
  • 担任は10年以上経験! 修学旅行の準備・引率、大学受験の指導経験もあり
  • 教科は英語海外への引率経験もあり
  • 校務分掌教務、進路、広報、生活指導、生徒会を経験!
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  • 難関大レベルの英語長文に挑戦したい受験生🔥
  • 本番を意識した長文で読解力を伸ばしたい人📚
  • 選択肢をしっかり比べて正解を選ぶ練習をしたい人👀
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英語長文問題119(歴史)703語+問題

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When people think about colonial rule, they often imagine a clear division between rulers and the ruled, followed by an equally clear moment of independence. This picture is useful, but it can also be misleading. Political control may end on a particular date, while institutions, languages, economic patterns, and even ideas about social status continue to shape daily life for decades. The more difficult question, therefore, is not simply whether colonialism was harmful or beneficial. It is how societies should understand influences that were imposed under unequal conditions but later became woven into national life.

One example is language. In many former colonies, the language of the colonial power remained important in government, higher education, law, or international business after independence. It would be easy to treat this as proof that colonial influence survived unchanged. Yet the situation is often more complicated. A shared official language may help people from different linguistic regions communicate, and it may connect a country to global networks. At the same time, reliance on that language can give an advantage to citizens who have access to better schools, while local languages may be treated as less suitable for formal knowledge. Thus, the same institution can function both as a practical tool and as a reminder of earlier inequality.

A similar problem appears in education and public memory. Colonial schools often presented history from the viewpoint of the ruling power, deciding which events deserved attention and which voices were ignored. After independence, rewriting textbooks may seem like an obvious way to correct this imbalance. However, replacing one one-sided story with another does not necessarily produce a fuller understanding of the past. If a new national history describes local people only as victims or heroes, it may leave little room for those who cooperated with colonial governments for practical reasons, benefited from new institutions, resisted some policies but accepted others, or changed their positions over time. Historical actors rarely fit neatly into categories created later.

This does not mean that unequal power should be forgotten in the name of complexity. On the contrary, acknowledging complexity requires us to ask who had the authority to make decisions, who could refuse them, and whose losses were treated as acceptable. A railway, for instance, might later support trade and travel, but its original route may have been designed mainly to move raw materials toward ports. A legal system may still be useful, yet the process by which it was introduced may have pushed aside existing practices. Judging such legacies only by their later usefulness would ignore the conditions under which they first appeared. But judging them only by their origins would also prevent us from seeing how later generations adapted them for purposes that colonial rulers never intended.

This tension becomes especially important when public debates ask whether colonial-era monuments, names, or institutions should be preserved, removed, or reinterpreted. These debates are sometimes presented as a choice between protecting history and correcting injustice. In practice, however, both sides may be concerned with history, but with different questions. One side may fear that removal will erase evidence of the past; the other may argue that leaving an object unchanged gives continuing honor to a person or system that should instead be examined critically. The disagreement, then, is not always about whether history matters. It may be about what kind of relationship a society should have with historical symbols in the present.

For that reason, responsible historical understanding should avoid two temptations. The first is to reduce colonialism to a single moral lesson so simple that no further investigation seems necessary. The second is to use complexity as an excuse for avoiding judgment altogether. A society can recognize that colonial rule created lasting systems, that some of those systems were later adapted in useful ways, and that their origins still involved unequal power. Historical maturity lies in holding these facts together rather than choosing only the ones that support a preferred national story. The aim is not to produce a perfectly neutral account, which may be impossible, but to build an interpretation that remains open to evidence, distinguishes explanation from justification, and allows the past to be examined without forcing it into a convenient shape.

Q1. What does the passage suggest about colonial languages after independence?

  1. Colonial languages usually disappeared quickly after political independence was achieved.
  2. A colonial language may aid communication while preserving social inequalities.
  3. Local languages generally became more powerful through colonial education systems.
  4. Official languages were mainly kept to protect traditional cultural practices.

Q2. What does the passage suggest about debates over historical symbols?

  1. Removing old monuments always prevents citizens from studying their history.
  2. Public disagreements usually concern whether historical evidence should be preserved.
  3. Debates over symbols often reflect different views of present-day meaning.
  4. Colonial monuments are mainly controversial because their origins remain uncertain.

Q3. Which statement is NOT supported by the passage?

  1. Colonial influence can remain embedded in society after political rule ends.
  2. Later usefulness does not erase the unequal origins of institutions.
  3. Postcolonial histories can still oversimplify people by forcing fixed categories.
  4. Useful colonial institutions should generally be preserved without major reinterpretation.

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和訳

第1段落
人々が植民地支配について考えるとき,しばしば支配する側と支配される側との明確な区別を思い浮かべ,その後に同じように明確な独立の瞬間が訪れると考える。この見方は役に立つが,同時に誤解を招くこともある。政治的支配はある特定の日に終わるかもしれないが,制度,言語,経済的な仕組み,さらには社会的地位についての考え方までが,その後何十年にもわたって日常生活を形作り続けることがある。したがって,より難しい問いは,植民地主義が有害であったか有益であったかという単純な問題ではない。不平等な状況のもとで押しつけられながら,後に国民生活の一部として組み込まれていった影響を,社会がどのように理解すべきかということである。

第2段落
その一例が言語である。多くの旧植民地では,独立後も,植民地支配を行っていた国の言語が,政府,高等教育,法律,あるいは国際的なビジネスにおいて重要であり続けた。これを,植民地支配の影響がそのまま変わらず残った証拠とみなすのは簡単であろう。しかし,実際の状況はより複雑であることが多い。共通の公用語は,異なる言語圏の人々が意思疎通をする助けとなることがあり,また,その国を世界的なネットワークと結びつけることもある。その一方で,その言語に依存することによって,よりよい学校教育を受けられる市民が有利になり,現地の言語が正式な知識を扱うにはあまり適していないものとして扱われることもある。したがって,同じ制度が,実用的な道具として機能すると同時に,かつての不平等を思い起こさせるものにもなり得るのである。

第3段落
同様の問題は,教育や公的な歴史認識にも見られる。植民地時代の学校では,支配する側の視点から歴史が示されることが多く,どの出来事を重視すべきか,またどの人々の声を無視するかが決められていた。独立後には,教科書を書き直すことが,この偏りを正すための明白な方法のように思えるかもしれない。しかし,一方的な物語を別の一方的な物語に置き換えるだけでは,必ずしも過去についてより十分な理解が得られるわけではない。新しい国民史が,現地の人々を被害者か英雄としてのみ描くならば,実際的な理由から植民地政府に協力した人々,新しい制度から利益を得た人々,ある政策には抵抗しつつ別の政策は受け入れた人々,あるいは時間の経過とともに立場を変えた人々を十分に扱えないかもしれない。歴史上の人々が,後の時代に作られた分類にきれいに当てはまることはめったにないのである。

第4段落
だからといって,複雑さを重視するという名目で,不平等な権力関係を忘れてよいということではない。それどころか,複雑さを認めるためには,誰が意思決定を行う権限を持っていたのか,誰がそれを拒否できたのか,そして誰の損失が受け入れてよいものとして扱われたのかを問う必要がある。例えば,ある鉄道が後になって貿易や移動に役立つようになったとしても,当初の路線は,主として原材料を港まで運ぶために設計されていたかもしれない。法制度が現在も有用であるとしても,それが導入された過程で,既存の慣習が押しのけられた可能性がある。このような遺産を,後の有用性だけで評価するならば,それらが最初に現れた条件を無視することになる。しかし,逆に,その起源だけで評価するならば,後の世代が,植民地支配者が決して意図しなかった目的のためにそれらを適応させてきたことが見えなくなってしまう。

第5段落
この緊張関係は,植民地時代の記念碑,名称,制度などを保存すべきか,撤去すべきか,あるいは新たな解釈を与えるべきかという公的な議論において,特に重要になる。こうした議論は,歴史を守ることと,不正を正すこととの二者択一として示されることがある。しかし実際には,双方とも歴史を重視しているものの,異なる問いを問題にしている場合がある。一方は,撤去によって過去の証拠が消されてしまうことを恐れているかもしれない。他方は,ある物を変更せずそのまま残すことが,本来は批判的に検討されるべき人物や制度に対して,現在もなお敬意を与え続けることになると主張するかもしれない。したがって,対立は必ずしも歴史が重要かどうかをめぐるものではない。それはむしろ,社会が現在において歴史的な象徴とどのような関係を持つべきかという問題なのかもしれない。

第6段落
そのため,責任ある歴史理解は二つの誘惑を避けるべきである。一つ目は,植民地主義を,それ以上調べる必要がないと思わせるほど単純な一つの道徳的教訓に還元してしまうことである。二つ目は,複雑さを,判断そのものを避けるための口実として用いることである。社会は,植民地支配によって長く残る制度が作られたこと,その一部が後に有用な形で適応されたこと,そしてその起源には依然として不平等な権力関係が含まれていたことを,同時に認めることができる。歴史を成熟した形で理解するとは,自分たちにとって都合のよい国民的物語を支える事実だけを選ぶのではなく,これらの事実を同時に受け止めることである。その目的は,おそらく不可能である完全に中立的な説明を作ることではなく,証拠に対して開かれた姿勢を保ち,説明と正当化を区別し,過去を都合のよい形にはめ込むことなく検討できる解釈を築くことである。

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解説(問題文・選択肢の和訳、正解・根拠)

Q1

問題文:
この文章は,独立後の植民地支配国の言語について何を示唆していますか。

選択肢:

  1. 植民地支配国の言語は,政治的独立の後,通常すぐに消滅した。
  2. 植民地支配国の言語は,意思疎通を助ける一方で社会的不平等を残すこともある。
  3. 現地の言語は一般に,植民地時代の教育制度を通してより強い立場になった。
  4. 公用語は主として,伝統的な文化的慣習を守るために維持された。

正答:2

根拠:第2段落

解説:
第2段落では,植民地支配国の言語が独立後も公用語などとして残ることについて,一面的に評価できないと述べている。共通の言語は異なる地域の人々の意思疎通や国際的なつながりに役立つ一方,その言語を身につけやすい教育環境にある人々を有利にし,現地語を低く位置づける可能性もある。したがって,「意思疎通を助ける」と「社会的不平等を残す」という二つの側面を示す2が正答である。

1:本文では,独立後も植民地支配国の言語が政府,高等教育,法律,国際ビジネスなどで重要であり続けたと述べているため,「すぐに消滅した」は一致しない。

2:本文の「異なる言語圏の人々が意思疎通する助けになる」という内容と,「よりよい学校に通える人が有利になる」という内容をまとめて言い換えており,本文に合致する。

3:本文ではむしろ,現地の言語が正式な知識を扱うのにふさわしくないものとして扱われる場合があるとされているため,逆の内容である。

4:公用語が残る理由として,意思疎通や世界的ネットワークとの接続が挙げられているが,伝統的文化の保護が主な理由とは述べられていない。

Q2

問題文:
この文章は,歴史的な象徴をめぐる議論について何を示唆していますか。

選択肢:

  1. 古い記念碑を撤去することは,常に市民が歴史を学ぶことを妨げる。
  2. 公的な意見の対立は通常,歴史的証拠を保存すべきかどうかをめぐるものである。
  3. 象徴をめぐる議論は,現在における意味についての異なる見方を反映することが多い。
  4. 植民地時代の記念碑が主に論争の対象となるのは,その起源が不明確だからである。

正答:3

根拠:第5段落

解説:
第5段落では,記念碑などを保存するか撤去するかという対立は,単純に「歴史を大切にする側」と「歴史を否定する側」との争いではないとされている。双方とも歴史を重視している場合があり,違いは「現在の社会が歴史的象徴とどのような関係を持つべきか」という点にある。したがって,現在における象徴の意味や扱い方への異なる見方を示す3が正答である。

1:本文には,撤去によって過去の証拠が消えることを「恐れる人がいる」とはあるが,撤去が「常に」歴史学習を妨げるとは述べていない。

2:本文では,対立は単に歴史的証拠を保存すべきかどうかだけではなく,現在において歴史的象徴とどう関わるべきかという問題だと説明されている。

3:本文末の「社会が現在において歴史的な象徴とどのような関係を持つべきか」という内容を自然に言い換えたものであり,本文に一致する。

4:記念碑の起源が不明だから問題になるとは述べられていない。問題とされているのは,それを現在もそのまま残すことが何を意味するかという点である。

Q3

問題文:
どの記述が本文によって支持されていませんか。

選択肢:

  1. 植民地支配の影響は,政治的支配が終わった後も社会に組み込まれて残ることがある。
  2. 後になって有用になったからといって,制度の不平等な起源が消えるわけではない。
  3. 植民地支配後の歴史叙述も,人々を固定的な分類にはめ込み,単純化することがある。
  4. 有用な植民地時代の制度は,大きな再解釈をせずに基本的に保存されるべきである。

正答:4

根拠:1は第1段落,2は第4段落,3は第3段落,4は本文全体,特に第4・第6段落

解説:
この問題では,本文に支持されていないものを選ぶ。1〜3はそれぞれ本文中に明確な根拠がある。一方4は,本文の主張と一致しない。本文は,植民地時代に成立した制度が後に有用となる場合を認めつつも,その起源にあった不平等を無視してはならず,また単純に保存すべきだとも述べていない。むしろ,起源と後の利用の両方を考え,批判的に解釈する必要があるという立場である。

1:第1段落では,政治的支配が終わっても,制度,言語,経済的な仕組み,社会的地位についての考え方などが何十年も日常生活を形作り続けることがあると述べられている。そのため本文に支持される。

2:第4段落では,鉄道や法制度が後に有用になったとしても,それらが導入された当初の不平等な条件を無視してはならないとされている。「後の有用性」が「不平等な起源」を消すわけではないという意味で,本文に支持される。

3:第3段落では,独立後に歴史を書き直したとしても,現地の人々を被害者や英雄といった固定的な分類だけで描けば,別の一面的な物語になる可能性があると述べられている。そのため本文に支持される。

4:本文は,有用な制度だからそのまま保存すべきだとは主張していない。第4段落では後の有用性だけで評価することを問題視し,第6段落では複雑な事実を同時に考え,証拠に開かれた形で歴史を解釈する必要があるとしている。したがって,この選択肢は本文に支持されない。

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まとめ|英語長文読解問題+αの問題で大学受験を頑張りぬこう!

お疲れさまでした!

もし、作ってほしい問題形式があれば、コメント欄に書いてもらえると嬉しいです!

コメント読ませてもらいます!

これからもコツコツ頑張っていきましょう!

\難しい英文を「なぜそう読むのか」から理解し、正確に読み解く力を鍛えたい方におすすめ/

\長文を「なんとなく」ではなく、読み方から学びたい方におすすめ/

他にも問題を少しずつ増やしています

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