【遠足の雑学】行程表はどうする?費用はどう決まる?教員の服装は?!

外でおにぎりを食べている 学校の先生の仕事
この記事は約6分で読めます。

新学期はクラスの親睦を深めるために遠足を計画する学校も多いでしょう。

今回は遠足の行程費用教員の服装など雑記記事みたいに書いてみます。

この記事をおススメしたい方
  • 遠足の行程はどう決まるか知りたい方
  • 遠足の費用はどのように決まるか知りたい方
  • 新任の教員で,どんな服装が良いか迷っている先生
PR

遠足の行程はどう考える?

遠足の行先は学年主任が案を出すことが多いです。

学年主任が迷ったら他の教員に聞いたり,逆に他の教員から案を出すこともあります。

ただ,案を考えるときに自分が行きたいところを好きに考えることはできません

次のような条件があります。

日帰りで帰ってこられるところ

遠足なので,宿泊行事ではありません。

だいたい,朝8:30ごろに学校近くを出発して,夕方16:00には帰ってこられるところになります。

PR

収容人数の制限

学年ごとに遠足の行先は決まります。

施設を利用する場合は,その学年の生徒数が入る収容人数がないところには行けません。

また平日ではありますが,一般のお客さんもいますので,収容人数ギリギリでは遠足の行先にできません。

雨対策

雨除けができない場所で1日過ごすのは厳しいです。

もちろん移動時に雨具があった方が良いですが,傘をさしたまま,1日中外で過ごして,ご飯を食べてというのは酷です。

全生徒が雨除けをできる場所も考えておきたいです。

花一面に雨

学生らしい行先

繁華街に行って,単なる買い物では生徒にとってつまらないです。

学校の教育活動の一環なので,友達と親睦を深められる普段はできない発見・体験ができる場所が良いですね。

PR

費用が高すぎないところ

テーマパークに行くこともあるかもしれません。

ただ,常識的に日帰りのレクリエーションに掛けられる金額は限られています。

費用が高すぎるところは避けたいです。

こういったことを考えると,場所は限られています。

同じ学校に長く勤めていると,遠足で行く場所は固定化されることも多いです。

教員にとっても,初めての場所は引率業務がやりづらいことがあります。

トイレの位置や規模,移動にかかる時間,道の広さなどが行ってみないと分かりづらいことも多いです。

(新人の先生はすべてが初めてですが,新人だらけということはあり得ないですし,周りの教員がカバーできます)

遠足の費用

バス代

電車が通っていないところを行先にするならバス代がかかります。

電車が通っていても,50人以上で行動すると他のお客さんの迷惑になってしまいます。

PR

同じクラスメートとは言え,普段は短い休み時間の中でしか話ができないので,バスの移動中は親睦を深める時間になります。

都会で暮らしていると,電車で行けるところは生徒はいつでも行けます。

車でしか行けないところに行くのは非日常になりますね。

バスガイドさんは遠足が初仕事?!

バスガイドさんを見ていると,ベテランの方,若い方がいらっしゃいます。

時期的に年度初めとなる学校の遠足新人のバスガイドさんの初めてのお仕事となると言った話を聞いたことがあります。

学生は,酔っぱらって絡んでくるなど,そこまで質の悪いお客さんではないでしょう。

しかし,ワイワイ,ガヤガヤしている車内でひたすら観光案内を続けることにも慣れなければいけません。

(教員も含めて)初めて人前で話す仕事をするとき,話を聞いてもらえないと悲しくなりますよね。

そんなこんなで,私は新人のガイドさん(と思われる方)が一生懸命に準備してきたことをお話しされているのを微笑ましく聞いています。

ちなみに,1号車は休憩場所の出発時間や,バスの駐車スペースの指示があるので,ベテランの方が乗ることが多いようです。

PR

昼食代

昼食が自由行動に組み込まれていないと,昼食代を一括で集めます。

街歩きのときはお店に入ることができます。

一方,自然体験がテーマの場合は班別行動中にご飯を調達すること難しいことがあります。

そもそも,食事ができる場所が少ないことが考えられます。

集合時刻や場所が普段とは行動パターンが異なることもあるので,朝の集合までに昼食を各自で準備することが難しいかもしれません。

こういった場合は昼食もコミコミの行程にした方が良いです。

また,テーマパークを利用する場合も,個々に買うと高くつくことがあるので,団体客用の食事を発注する方がお得になることもあります。

PR

施設料,体験料

施設を利用するにはお金がかかります。

また,オリエンテーリングと言い,地図とヒントを基にクイズをする活動を入れることがあります。

(引用元の記事は,本格的ですが学生向けにはもっと簡単です)

もちろん,業者さんにお願いするので,お金がかかります。

国際交流の一環で,留学生とのマッチングをし,一緒に街を巡るプランもあります。

これも業者さんによるマッチングとなるので,お金がかかります。

企画料・添乗料

先ほど挙げたような,現地での活動に調整が必要な場合は旅行社に依頼することがあります。

添乗員さんがいる場合は,添乗料もかかります。

保険

旅行保険のようなものです。

写真屋さんの派遣費

写真販売卒業アルバムに使う写真のために写真屋さんも同行します。

野菜をMotto!!国産厳選野菜スープ

遠足の時の先生の服装・持ち物は??

ポロシャツ・チノパン

動きやすいけれども,カジュアルになりすぎない服装が良いですね。

クリップボード,名簿,クリアファイル,筆記用具

集合時の出席確認のために便利です。

両手があくカバン

先ほどのように,出先で何かを書いたり,作業をすることがあります。

普段の通勤は手持ちのカバンを使っている方も,リュックサックや肩掛けカバンを使った方がよさそうです。

緊急連絡先

万が一,事故等が起これば家庭に連絡しなければいけません。

紙で持っていくと紛失の恐れがあるので,パスワードをつけて暗号化して,ドライブなどに保存します。

万が一のときはiPadなどで確認します。

まとめ

遠足というと,なんとなく1日楽しんで帰ってくるだけと思うかもしれません。

ちょっとした裏側のことを知ってもらえれば嬉しいです。

コメント