よく大人は子供に「将来やりたいことはないのか?」と聞きます。
子供は答えます。「別に・・・」と。
私自身もものすごく何かにあこがれて,何が何でも今の仕事に就いたわけではありませんので,将来やりたいことが分からない子供の気持ちがわかる気がします。
そんなやりたいことが見つからない人に少しだけ将来のことを考えるきっかけを提案できればなと思います。

自己紹介
まずはどんな職業があるか知る
世の中にどんな仕事があるか知らないと選べません。
そのために,世の中にどんな仕事があるかまずは調べましょう。
といってもすべての仕事を調べつくすことはできません。
自分に合ってそうな仕事をいくつか調べてみるとよいと思います。

詳しくは後で書きますが,質問に答えると向いていそうな仕事がわかるウェブサイトもあります。
そういったもので,10個くらい仕事を知るところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
もしかしたらその仕事、なくなっているかも・・・
また,society 5.0などという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
人によっては,今ある仕事が10年後,20年後になくなるかもしれないので,今存在する職業から選ぶという考えが間違っていると唱える人もいます。
その考えは正しいとは思いますが,自分の将来像が見えないのに選択肢が提示されないのは酷だなとも思います。
よく「起業をする場合もまずは会社員をやってから」と聞きますが,同じように今ある職業の中でまずは考え,歳を重ねるごとに新しい仕事を生み出せばよいと思っています。
やりたくないことは選択肢からなくす
そんなわけで,まずは今存在している仕事をベースに考えますが,やりたくないことは無理に選ぶ必要はありません。
学校では様々な教科を勉強します。そのメリットの一つが,(ある意味,無理やり)様々なものに触れることで,向き不向きを判断できる機会を得られることです。
今までの学校生活,習い事,家でのお手伝いなどあらゆる経験は,向き不向きを判断するきっかけになります。
そのためにも,若い時は少し嫌だなと思うことでもいろいろなことに挑戦しておいたほうがよいでしょう。
よく大学生のうちにいろいろなアルバイトをしておいたほうがよいという話も聞きますが,その通りだと思います。
正確には,「何を世の中の人のためにやってあげたい?」だったり,「世の中のためになることで自分の強みはなに?」という問いかけ方だと思います。
「将来,何になりたい?」だと,高校生くらいでは本音と建前がわからないので,「ゲームしたり,YouTube見たりして,楽して稼ぎたい」とか「安定した生活を送りたい」とか,「お客さん目線」の回答になりがちです。
価値を提供する側で自分なりの答えを考えさせる問いかけが大切だと思います。

収入で選ぶ
それでもなかなか絞れない人もいるかと思います。
そんな人は収入で絞ってみてはいかがでしょうか。
本音ではやはりお金は大切です。
平均年収がわかるサイトもあります。

多くの人にとって職業は生活するお金を稼ぐためのものです。
年収は明らかになっていない部分が多い情報なので不確実ではありますが,参考にすると日頃の勉強のモチベーションも上がるかもしれません。

ネットの情報と人伝の情報
今は中高生向けに,適職・適学チェックなどがあります。
こういったネットの情報を頼りにするのももちろんありです。
また家族や友人など自分をよく知る人に相談してみてはどうでしょう。
もしかしたら,「無責任に向き不向きを率直に話してくれる人」の方がいいアドバイスを得られるかもしれません。
学校の先生は後で「先生が向いているからその道に進んだのに全然だめだったじゃん」などとクレームになることを恐れて,あまり明言をさけるかもしれません。
身近だけど発言に責任を負わなくてもよい,だけどある程度信用できる人,数人に聞いてみてもいいかもしれません。
まとめ
将来のことを自由に考えられるのは戸惑いがある反面,大人からすると羨ましいものです。
ぜひ選べる自由を手にしているうちに,いろいろ行動してみてください。
本題からずれますが,学校の教員募集についてこんな記事を書きました。
教員が一つの選択肢になりそうでしたら読んでみてください。
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