判断が遅いと言われる?!学校が休校になるまでの裏側

判断が遅いと言われる?!学校が休校になるまでの裏側

学校の先生の仕事
この記事は約5分で読めます。

コロナ禍や台風等により急に休校を知らされることがあります。

学校や自治体によっては判断が早い場合もありますが,前日や当日に知らされるところもあります。

今回は判断が判断が遅くなる原因はいくつかあげられますが,考えられるものを書いてみたいと思います。

スポンサーリンク

できるだけ最新のデータで判断したい

コロナ禍にしても,悪天候にしてもニュースや国・自治体が発表する情報をもとに学校長や教育委員会が判断します。

最新の情報を待って「正しい判断」をしたいと思う傾向があるようです。

正しい判断をしようと心がけることは大切なことではあります。

ただ,コロナ禍の感染者数は数日で劇的に減ることは期待できないにもかかわらず,1日でも待って最新のデータを欲しがる人がいます。

台風情報は一晩で予報がそこまで変わらないのに,翌朝まで待ちたい人がいます。

もうちょっとだけ待って,できるだけ新しい情報で正しい判断をしたいのです。

 なぜ,「正しい判断」に固執するのか,理由は2つあると考えています。

スポンサーリンク

教育関係者は正しくあるべきという呪縛がある

最近は減りましたが,特に昔は教員は聖職者と言われました。

聖職者だから間違えてはいけない,聖職者だから他の人より我慢しなさい,などと教員に対する目は厳しく,教員自身も模範であるべきという考えが日本には強いです。

学校の開くか閉じるかを決める人はもちろん教育関係者なので「間違えてはいけない」ことに固執してしまう人が出てくるのです。

スポンサーリンク

休校にした後のクレームを恐れている

もう一つの理由は,保護者からのクレームです。

当日になって,そこまで悪天候にならなかった,コロナが落ち着いてきた,他の学校では生徒は登校しているなどとと,クレームが入ることがあります。

保護者にとっては,登校できたのに学校が対応をしなかったことへの不満があるのでしょう。

ここで「生徒の安全を考え,その時に持っている情報をもって判断しました」と毅然とした対応をすればよいのですが,なかなかそれが上手くできない学校もあるようです。

休校の目的が安全が確保されないリスクをヘッジすることのはずでした。

しかし,休校にする必要がないのに休校の判断をしたというクレームを心配をすることにすり替わっているのです。

モンスターペアレント

逆に登校が難しい状況の中,学校を開いた場合,それはそれでクレームが来ることもあります。

なぜかこちらは「頑張って教育活動を継続させた」とプラスにとらえる人がいます。

判断する立場にある人は「やらないこと,撤退は悪」「やること,苦労は善」という古風な精神論を持っている人がいることもあります。

それゆえ,休校にした後のクレームは余計にバツが悪くなるのでしょう。

スポンサーリンク

判断をした後の対応を分かっていない

休校と決まった場合,小学生低学年の保護者は共働きの場合,仕事を休まなければいけないかもしれません。

食事の準備で悩まれる声も聞きます。

お仕事をお休みできるかは職種やお勤め先等により様々ですし,食事の準備はコンビニ等の食事を避けたいご家庭,子供の特徴等により対応に苦慮する家庭もあるかもしれません。

判断する側にとって,生活スタイルが違う家庭や,少数派の家庭のことまで気が回らないことがあるかもしれません。

台風等の対応を当日の朝に流す学校もあります。

これも少数派の遠くからきている生徒はかわいそうです。

そういったこともあるので「誤っていても」早めの安全な判断が大事だとは思うのですが・・・。

現場の教員も,生徒をただ休みにするわけにもいきません。

課題を作問してクラス別に印刷したり,リモート授業のために紙の教材をPDFにしたり,音声CDをPCに取り込んだり,担任は生徒に配布する資料の仕分けをしたり,準備に追われます。

判断をする人の中には「判断をしたことでゴール。問題は解消された。」と思ってしまう人がいます

判断を受けて,その後に別の人がしなければいけない対応があるのに,それが分かっていないのです。

かつて,判断する側の人に判断のあとの準備について伝えたところ,「それくらい何とかなる」と言われたことがあります。

自分がやってきた苦労を忘れてしまったのか,具体的な対応がわかっていないのか,精神論で解決できると思っているのか,はたまた自分が対応することではないのであまり真剣に考えていないのか…。

もしかすると,その人自身は仕事が早く,スムーズに移行できるのかもしれません。

スポンサーリンク

性格が大雑把,または優柔不断

単純にギリギリにならなければ行動しない人です。

肩書がある人も一人の人間で,仕事をてきぱきとこなす人,先延ばしにする人,いろいろいます。

性格的に後回し気質がある場合は判断も遅れてしまいます。

 また優柔不断な人だと決断が遅れてしまいがちです。

スポンサーリンク

まとめ

教育現場で判断が遅い原因を分析してみました。

拙い分析ですが子供たち,家庭,現場の教員と役職者の懸け橋になればと思います。

コメント