高校以上は義務教育ではないので、ある程度勉強の成果が表れないと留年してしまいます。
勉強の成果を測るのに、定期テストがよく使われますね。
では、定期テストを休んでしまったら留年になるのかということを解説していきます。
自己紹介
高校の定期テストを欠席すると留年になる?1回のテストだけでは考えにくい
風邪など、正当な理由があって高校の定期テストを1回休んだだけで、すぐに留年になるのは考えにくいです。
高校生レベルではそこまで厳しいことは課す学校は少ないでしょう。
代わりに、テストを休んだ時などは見込み点を算出します。
定期テストを休んだときの見込み点
学校によって、以下のような規定があります。
※実際の規定は各学校により異なります。
実際にテストを休んでしまったときは病院に行って、診断書をもらうなど忙しいです。
新年度が始まったタイミングなど、余裕がある時に確認をいておくのをお勧めします。
さて、見込み点と聞くと、以下のような間違えをしてしまう人も多いです。
これは間違えです。
見込み点は直近のテストとの割合で算出します。
自分の点数 | 平均点 | |
中間テスト | 70 | 55 |
期末テスト | 欠席 | 60 |
欠席したテストをXとして、比の計算をします。
70 : X = 55 : 60 となります。
X=76.3636364…となります。
この数字が見込み点100%の点数です。
風邪で診断書ありとなると、この点数×0.8となります。
61.090909 ですね。
四捨五入をして、61点が今回のパターンの見込み点となります。
※割合や計算方法は各学校により異なるので、必ずそれぞれの学校の規則を確認しましょう。
テストを休んだら追試はしてもらえない?
人によっては「せっかくテスト勉強をしたので、定期テストを受けたい」と思う生徒もいるかもしれません。
しかし、運用面で追試を実施するのは難しいでしょう。
テスト問題は通常の授業、校務分掌の仕事などの合間をぬって作ります。
倍の問題を作るのはなかなか厳しいですねー。
テストが終わると、採点や通常授業の再開されるので、試験監督に時間を割くのもなかなか厳しくなります。
高校の定期テストを欠席すると留年になる?年間で半分以上のテストを受けていないと厳しい?!
複数回、定期テストを欠席すると留年する可能性が高まります。
半分以上休んでいると、残りのテストでよほど良い点を取らなければ留年になってしまうでしょう。
定期テストを何度か休むと見込み点から見込む?!
複数回定期テストを休むと見込み点から、さらに見込むことになります。
先ほどの例では、中間テストが70点取れていました。
しかし、期末テストの見込み点は50点ほどになりました。
平均点が変わらず、この状態を繰り返すと、次の定期テストでは50点×0.7=35点といった具合にどんどん評価の点数が減ってしまいます。
自力でとった点数にもよりますが、2回定期テストを休んでしまうと、かなり状況が厳しくなるでしょう。
この点もそれぞれの学校の規則を確認しておきましょう。
高校は義務教育ではない
テストを受けないだけで留年は厳しくない?!と思うかもしれません。
しかし、高校は義務教育ではありません。
学校のカリキュラムをきちんと学んだことが認められなければ、卒業はできないのです。
中学校までとは違い、高校、大学、社会人とだんだん厳しくなっていくのが人生なのでしょう。
高校の定期テストを欠席すると留年になる?学校によって代替措置も?
スポーツ、芸能活動でテストを受けられない生徒もいるでしょう。
このあたり、どこまで目をつぶるかは学校の判断によります。
特にスポーツ、芸能活動をする人を積極的に受け入れている学校はレポート、課題等で代替措置をとる学校もあるかもしれません。
一方、大学進学に力を入れている学校は、公平な評価が大事になります。
課題と定期テストでは評価基準が変わってしまうので、認められないことが多いと思われます。
高校の定期テストを欠席すると留年になる?のまとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
定期テストを欠席する場合は急なやむおえない事情のことが多いです。
事前に対応を知っておいて、いざという時に焦らないようにしておきたいですね。
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