残念ながら、高校生は電子辞書ではなくGoogle翻訳で単語の意味を調べてしまいがちです。
英語を読む時は「単語」を調べて、意味は考えているのでまだいい方です。
英作文に至っては、日本語をiPadに打ち込み翻訳結果をノート等に書き写す高校生も少なくありません。
その勉強法ではまず英語は上達しません。
今回は高校生の英語の学習で辞書を使わないことについて書いていきます。
自己紹介
高校の英語は辞書を使わないのか?!高校生が辞書を使わない理由
一言で言うと面倒だからです。
ご想像の通りです。
今はiPadなどのタブレットやPCを日常的に学校の教育活動で使います。
iPadで事足りるならば、わざわざ他に勉強道具を携行しないですよね?!
これは今に始まったことではありません。
一昔前は紙の辞書v.s.電子辞書の論争もありました。
紙の辞書は重たく、かさばります。
電子辞書で事足りるなら…とこぞって電子辞書を使う中高生が増えました。
高校の英語は辞書を使わないのか?!辞書がないと困るシーン
大学受験の勉強を念頭に辞書がないと困るシーンを紹介します。
どれも難関大学を目指す時の勉強に必要になることが多いです。
語法を詳しく知りたい時
高校2年生以上になると、「語法」を勉強します。
語法とは、単語のルール(法)です。
例えば、expectという単語は、expect O to doのように、目的語とto不定詞が後ろに続くことが多いです。
後ろに〜ing形は来ません。
また、alive(生きている)という単語は、alive animalsなどと前から修飾させて使えません。
生きている動物と言いたい場合は、living animalsなどと言います。
こういった英単語の使い方のルールは、問題集などでも勉強します。
しかし、問題集は全てを網羅しているわけではありません。
問題集Aには載っていても、問題集Bには載っていない、といったことはあります。
その逆も然りです。
難しい大学入試の問題を解く際には、辞書を使って単語ごとのルールを確認する必要もあります。
英文和訳問題の解答・解説確認(採点)の時
翻訳ソフトの場合は、単語を入力すると一つしか日本語が表示されません。
英文和訳の問題を解いた時に、自分の解答が翻訳ソフトや解答解説と違っていたとします。
果たして、自分の解答が適切な範囲の解答か、減点対象か、判断できるでしょうか。
辞書は日本語の意味が概念別に項目分けされていて、しかも各項目に複数の日本語で説明があります。
私自身、和訳問題の採点・添削に迷ったときには必ず辞書を見ます。
辞書に似た意味があれば減点なし、各単語の概念からズレていれば減点となります。
記述問題を自習で解いた時に、全てを誰かに添削してもらえるとは限りません。
自己採点をする場合、当然、自分の解答は付属の解答解説とは異なるので、どこまで許容できるのか確認するために辞書を使います。
英作文の解答・解説確認(採点)の時
英作文の時も同様です。
模範解答と自分の解答が完全に一致することは少ないです。
もし異なる単語を自分が使った場合、適切な使い方だったのか英和辞書で確認します。
辞書を引いてみると、
といったことがあります。
高校の英語は辞書を使わないのか?!電子辞書と紙の辞書と翻訳ソフトの違い
電子辞書、紙の辞書、スマホアプリの辞書などが一般的です。
個人的に情報量と実用性を考えると、電子辞書が無難かなと思います。
電子辞書
紙の辞書
翻訳ソフト
高校の英語は辞書を使わないのか?!お勧めの辞書
高校生向きの一般的な英和辞典をご紹介します。
高校の英語は辞書を使わないのか?!のまとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
英語を勉強するときの参考になれば幸いです。
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