「教員は社会人経験がないから,そんな人に物を教わるのはナンセンスだ」という声があります。
一理あるなと思います。
ということで,最近は副業がいろいろなシーンで解禁になっているので,ぜひ教員にも広く解禁してみてはどうでしょうか。
- 学校の先生でどこか毎日に刺激がない人
- 自分で主体的に仕事をしてみたい人
- 副業はできないけど,資産運用で少しずつお金を育てたい人
大前提 法令や規定に反したり,職場に損害を与えないように!
当たり前の話ですが,生徒の情報を外部に漏らしたり,定期テストで出る問題を塾生だけに漏らしたりしてはいけません!
目先のお金に眩んで,大事なことから逸れないようにしたいですね。
また,規則で副業の範囲が限られている場合があります。
公立は地方公務員法,私立は各学校の就業規則を確認しましょう。
私立は一般の会社と同じなので,あとで指摘されるくらいなら,人事の方に相談するのも手かもしれませんね。
自分も相談をして,これくらいの規模なら申請なしでも大丈夫とのことでブログをやっています。
副業のために処分とならないようにしたいですね。
教員ができそうな副業
部活動指導員
今まで無償でやっていた部活動指導ですが,技術指導ができる人は収益化が十分にできると思います。
スポーツインストラクターではないから,学校という場所の事情もわかります。
一般の指導員でない点が差別化につながるかもしれません。
問題集・参考書の出版,校閲,翻訳,ブログなど
先生は何らかの科目の専門家なので,問題集・参考書の出版,校閲の仕事ができると思います。
また,科目の他にも,部活動指導,校務分掌,担任としての実務経験があります。
私はこれに該当しますね。
そういった経験を発信することもできます。
事務
教務部を長い期間担当しているなど事務作業に長けている方は,基本的なPCの作業ができます。
先ほど触れた校務分掌の外注というビジネスが一般的になれば,即戦力になりそうですね。
塾講師
普段,教える仕事をしているので塾講師も十分できますよね。
普通のアルバイト
教員はそれなりに勉強をしてきた人たちなので物事の理解力はあると思います。
普通のアルバイトをしても,オペレーションを理解できないなどはあまりないと思われます。
ただ,偶然にも生徒に会ったりすると気まずいですね(笑)。
YouTuber
最近はオンライン授業により,自分で授業動画を撮って,編集し,YouTubeにあげる先生も出てきました。
これを生かせば,授業以外のことも載せられます!
投資
投資は就業規則に反することなく始められることが多いでしょう。
投資信託で年3%くらいずつ増やせば,貯金をしておくよりはいいです。
投資信託なら毎日,何かの作業をしなくてもいいので始めやすいでしょう。
私も小規模ながらコツコツ投資をしています。
私の経験は下の記事をご覧いただければと思います。
副業≠楽して稼ぐ
相手のニーズを意識して働く
学校の仕事は,仕事が必ずしも児童・生徒が今求めていることではありません。
むしろ嫌がることのほうが多いかもしれません。
また,集客や利益を意識することも少ないでしょう。
副業をすれば,基本的には相手のニーズを意識して,コストパフォーマンスにあった働き方になります。
ブログを始めたときは正しいことを書こうとしたり,自分の経験を書こうとすることに集中していました。
今はGoogleの検索キーワードを分析して,どんな情報がよく閲覧されているか意識するようになりました。
海外にあるとある学校では,夏休みなど長期休暇中に教員の給与が出ないところがあるそうです。
そういった学校の教員は窓拭きの仕事,バーテンダーなど全然違う仕事について生計を維持しているそうです。
なかなか厳しい世界ですが,いかにも海外らしいといった印象はあります。
対生徒,対保護者への関わり方の勉強にもなる
お金を稼ぐ仕組みを学ぶことで,生徒や保護者への向き合い方が変わるかもしれません。
対生徒には進路指導,キャリア教育に役立てられると思われます。
対保護者には,例えば理不尽な要求をしてきた人に対してキッパリとNOを言えるポイントを知るきっかけになるのではないでしょうか。
善意が当たり前になりかけている場合は,営業時間外のサービス,採算の取れない仕事についてNOと言えるポイントを知るきっかけになるかもしれません。
副業をした方が長時間勤務を防げる?!
月の残業時間が長い人にとっては,その時間を副業に充てた方が稼げます(笑)。教員は残業代が出ないので・・・。
部活動,保護者対応,終わらない仕事をサービス残業でやっていたので,なくなると困る人も出て来るでしょう。
だからと言って誰かにしわ寄せを・・・というのも良くないです。
もしかしたら,遠い将来,教員が時間内に終わらなかった業務を請け負う副業が出現するかもしれませんね。
まとめ
公立の先生は公務員になるので,副業へのハードルは高そうですし,残業代を払わなくても当たり前のようにあった労働力を手放すことになるのでなかなか難しそうですね。
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