以前,学校の教員の一日を紹介しました。
空き時間は雑務をしていますということを書きましたが,雑務って一体何??と思うかもしれません。
(教員になる前は何でそんなに忙しくしているのか不思議でした)
今回は雑務のことを紹介していきます。
学校の教員は教科指導,担任,部活動顧問,校務分掌の仕事を兼務することが多いです。
すべて1つの記事にまとめると非常に長くなるので,教科指導編,担任編,部活編,校務分掌編に分けて投稿します。
仕事内容によって,ほぼ毎日やっていること,1週間に1度,1年に1度しかやらないことなど様々です。
自己紹介
授業の合間の部活動顧問の仕事は事務作業です
部活動は放課後の指導が主になりますが,授業の合間にも準備や事務作業をしています。
今回は活動時間以外の仕事について書いていきます。
部活動顧問の事務仕事① 練習予定表、練習メニューの検討・作成
指導者になっている教員は無計画に部を運営していません。
試合や大会の予定,部員の実力,学校の設備のことを考えながら月間の練習予定表、1回の練習メニューを立てます。
特に体育館やグラウンドなどは,複数の部が使用するので,施設を利用できる日,広さを考慮して練習メニューを考えます。
運動部の場合は,他校の顧問と連絡を取り合って練習試合の計画を立てたりもします。
部活動顧問の事務仕事② 部費の管理、物品購入の支払い
部費を徴収する場合は,いくらにするか,徴収した後は全員が払ったかどうか確認する必要があります。
銀行が開いている時間帯でないとできない仕事もあるので,授業の合間に済ませます。
また,適切に運用するため物品等を購入した場合は帳簿に記入し,保護者に向けて会計報告の作成もします。
支出の管理も顧問が行います。
物品を購入した場合、請求書に基づいて業者さんへの支払いを済ませます。
授業の合間に銀行に出向くこともあります。
部活動顧問の事務仕事③ 届け出の提出・連盟の事務作業
学校や所属する連盟・協会に提出する書類があります。
休日に活動する場合や,校外に引率する場合は学校長の許可がなければできません。
また,連盟・協会に登録をしたり,試合・大会に出場したりするには,当然事務手続きが必要になります。
また,高体連等は基本的に学校の先生によって組織されています。
こういった組織の役員になると,学校のとりまとめもしなければなりません。
部活動顧問の事務仕事④ 大会結果の報告・広報活動
生徒引率の報告書に大会の結果を記入するなど、学校側に試合結果などを報告します。
また、学校のウェブサイトやtwitterなどに試合結果、活動の様子を載せている場合、記事の作成をします。
学校の広報誌、学校案内、学校要覧などに活動記録を載せる場合も、編纂時期に原稿の執筆をします。
部活動顧問の事務仕事についてのまとめ
最近ニュース等で,部活動が教員の長時間勤務の大きな要因になっていることが扱われるようになってきました。
部活動の運営が見直されれば日中の負担も軽減され,より授業準備や生徒に向き合える時間を増やせるでしょう。
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