学校の予算は厳しい!! 業務に必要な備品はどこまで経費で落ちる?どこから自費になる?!

クリップされたレポート 学校の先生の仕事
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学校の教員は備品を自費で購入することが多いかもしれません。

業務内容が多岐にわたるので,足りないものは諦めるか,自費で買うかになってしまいます。

個人の経験で知る範囲ですが,支給されるもの,自費で買うものを整理してみたいと思います。

隣の芝
隣の芝

自己紹介

  • 非常勤+専任の私立教員歴は約15年!
  • 担任は10年以上経験! 修学旅行の準備・引率、大学受験の指導経験もあり
  • 教科は英語海外への引率経験もあり
  • 校務分掌教務、進路、広報、生活指導、生徒会を経験!

支給されるもの

机・椅子

これは流石に支給されます笑。

1台目のPC

教職員室で使うPCは今の時代,支給されることが多いです。

毎年,教職員室の席替えがあるのでノートPCになることが多いでしょうか。

(大体,教職員室は学年担当ごと,校務分掌ごとなどに固まって座ります)

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教科書,授業で使う問題集

生徒は自費で購入ですが,教員は業務で使うものなので支給されます。

文房具

これは学校等によって対応が分かれます。

ほとんど希望が通る場合,品目により通る場合,指定された個数までなら買ってもらえる場合などいろいろです。

詳しくは後ほど触れます。

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自費で購入するもの

2台目のPC,PCの付属品

授業や,研修,宿泊行事等の出張先ではモバイルPCタブレットがあると便利ですが,自費で購入になることもあります。

2台目はそんなに必要ですか?と思うかもしれません。

例えば,ICT教育をやり始めた学校の場合,デスクで使う大きめのノートPCを持って,教科書,参考書なども持って階段を上り下りします。

出来なくはないですがちょっと厳しいですね。

ただ,学校によっては使用が全く認められないケース,個人情報を扱わない条件で使ってもよいケース等あるでしょう。

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USBポートが足りない場合はハブを買ったり,マウスを買ったりすることがあります。

また,iPadが貸与される学校はタブレットケース,画面フィルム,タッチペン等や,コロナ禍のリモート授業で使うウェブカメラ,三脚等も自分でそろえるかもしれません。

付箋,クリップなどの文房具

付箋やクリップは会社でも支給されるのでしょうか?

学校では支給されないところもあると思います。

支給されても数を絞られることがあります。

面倒なので,自費で買ってしまうことが多いです。

ペン,特に赤ボールペンは職業上,たくさん使うので支給されることが多いのではと思っています。

定期試験を1回やると,5クラス分採点することもあるので1本半くらいインクを使います

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文房具は学校によって対応が分かれると思います。

携帯電話

普段は使わないので構わないのですが,遠足,修学旅行などに行った際で何か業務上の連絡を取らなければいけなくなった場合も,教員個人の携帯を使うことが多いと思います。

学校で契約する,またはレンタルするなどの対応が望ましいですが,経費削減です。

通話料,通信料は自費になります。

緊急に保護者と連絡を取らなければならない場合も個人の携帯電話からかけた人もいると聞いたことがあります。

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コーヒー,お茶など

会社の場合,給湯スペースに自由に飲めるコーヒーやお茶があるかもしれません。

学校の場合,経費でおいてあるケースは少ないのではないでしょうか。

誰かコーヒーが好きな人が買っていたり,数百円ずつ出し合って共同購入としていたりすると思います。

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部活の備品

高額のものは学校で予算を取りますが,細々したものはイチイチ申請して許可をもらってとするのが面倒で,買ってしまうことがあります。

特に部活熱心な教員は多かれ少なかれこの類の出費はあると思います。

クラスTシャツ

高校生にもなると文化祭や体育祭に向けてクラスTシャツを作ることもあります。

「先生も作ります?」と聞かれると断りづらいわけで,その場合も私費で支払うことになります。

学校行事の時はせっかく作ったので着ますが,そのあとは部屋着になります笑。

教員を何年もやるとクラスTシャツが溜まっていくので,部屋着としても着まわせなくなります笑。

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番外編

本当に財政的に困っている学校は教室の黒板消しを教員の私費で買わされるところもあるそうです。

そして,実は黒板消しを自腹で買う学校は私立学校なのです。

公立は税金が使えます。

税金は無駄遣いはいけませんが,財源が大きいため必要なところにはお金をかけられます。

私立学校は経営上,お金がなければ私費でとなりがちなのです。

まとめ

学校は一人の教員がいろいろな仕事を抱えることがあるので,どんな風に現場が動いているか予算を管轄する部署も把握しきれなかったり,使用頻度が高くないと予算をとれなかったりします。

そこまで世間とかけ離れているわけでもないですが,地味な出費があるかもしれません。

ご家庭を持っていて,お小遣い制の場合,ちょっと辛いかもしれませんね。

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