学校の先生は変わっていると思う人がいます。確かに変わっている人がいるなと思う節はあります。
その理由と,変わった先生と関わらなければいけなくなった時の対処法をお伝えします。
自己紹介
先生が変わってる理由① 精神的にきついと言われる職業だから
最近は学校の教員はブラックな仕事という報道もあります。
それゆえ、正常な判断ができなくなっていると考えられます。
公立の学校では2021年現在,5,400人の人が精神疾患で休職しています。
割合で言ったら,1%未満なので少ないと思うかもしれません。
どこの会社でもそれくらいはいると思う人もいるでしょう。
多い少ない,またはこれくらいは普通は耐えられるストレスと思う意見は置いておいて,なぜ発生したかということを考えてみたいと思います。
模範的でなければならない職業だから
学校では生徒の前で模範的な姿でなければいけません。
学校の外でも事件を起こすと,「学校の先生なのにあんなことして」と言われてしまいます。
先生は模範的でなければいけないという視線が一般の人からありますし,教員自身もそう思っています。
他の人は許されることでも先生はやってはダメと言われることもあります。
常に束縛されている感じが精神的に苦しめるのかもしれません。
休みが少なく,仕事量が否応なく降ってくるから
休日が週2日以上必ずあって,昼休みの1時間取れて,残業もないなら,多少窮屈な思いをしても,勤務時間外に息抜きができるかもしれません。
教員は仕事から解放される気分になりづらいです。
気持ちをオフにした直後にまた仕事となるからです。
ずっと緊張感があるのが一つストレスになると思われます。
また,以前転職エージェントの方にこんなお話を聞いたことがあります。
会社の場合はどちらかというとニーズを調査して,仕事を生み出していくことが多いです。
教員はとにかく主任や管理職から仕事が降ってくるので,自分で仕事量を調整することができません。
それが教員を苦しめる一つの構図です。とのことでした。
先日の教員の残業代に関する裁判では,業務命令かどうかが一つの争点でした。
業務命令でなかったのでやらなかった仕事がきっかけとなって後々問題が起きたら結局教員の責任になるんでしょ?!と思うことはあります。
先生が変わってる理由② 正しいことが大事と言われている職業だから
そして,児童・生徒に対してはある程度,強制力を働かせて指導しなければいけないことが良くあります。
正義や正しさの判断に迷うときに対応が分かれます。
先生は正しいことを言わなければいけない。
↓
判断に迷った場合も正しいことを貫こうとする。
↓
その結果,受け取る側にとっては理不尽に思うことがある。
こういった構図があるのかなと思います。
高校の先生と合わないときの対応と話し方
いろいろ解決に向けた方法を書いていきますが,大前提は生徒はやるべきことをやっているということです。
以下のような例は,先生側としても仕事として指導をしなければいけません。
勉強,部活動などに支障がない程度に距離をおく
この対応が一番労力が少なく精神的に落ち着けるかもしれません。
会話や接点を最小限にします。
先生に自分のことをわかってほしいと思って,自分から話に行かないことです。
自分のことをわかってもらおうと,感情的に訴えてもどちらもヒートアップしていたら,ケンカみたいになります。
合わないなと思ったら距離をおくのが無難なのです。
相手から何か話しかけられても,必要最小限の情報のやり取りだけして,「授業の準備があるので,すみません」「部活動があるので,すみません」と立ち去れば良いのです。
「すみません」と言われた側として,それ以上引き止めことはできません。
ただ,最低限のことをやっていないと先生側から声をかけられることがあります。
相手が授業の先生なら課題の提出,小テスト・定期テストの点数は最低限とるなどです。
相手が顧問なら部活動を休まず,淡々と活動をこなすなどです。
部活動は転部をするのも一つの手ですね。
転部は理由を聞かれるでしょうが,本当の理由をいう必要はありません。
他の先生に相談する
生徒側がやるべきことをやっていて,それでも絡んでくる先生はちょっと厄介です。
一人で対応するのは難しいかもしれません。
その場合は,話しやすい先生,養護教諭,スクールカウンセラーなどに相談してみましょう。
校長先生や教頭先生が必ず対応できるとは限りません
いきなり,保護者と教頭先生・校長先生が話そうとするとかなり話がこじれてしまいます。
例えば,部活の活動日が多くて,休むと声をかけてくる顧問がいたとして・・・
うちの子の部活,部活動が平日はほぼ毎日あって勉強との両立ができないんです。
休むと顧問の先生から声をかけられるんです。
それが辛いみたいで・・・。
とは言っても,部活は学校に来ている時に毎日やっても問題ないし,休んだら声をかけるのは指導の一貫だし・・・
これと言って管理職として指導できることはないんだよな。。。
今回のように部活動の活動量など善悪をはっきりつけづらい案件は悩みが長期化しやすいです。
保護者は「役職のある先生に言ったらなんとかしてくれる」と思いつつ,教頭先生,校長先生は「規定に違反していない以上は具体的に動く」のは難しいなとなってしまうのです。
現場の先生に動いてもらい,収束する雰囲気作りを促しましょう
ここはある意味「信頼できる無関係な」先生に生徒が相談するのがいいでしょう。
例えば養護教諭やスクールカウンセラーなどです。
ここでもできれば生徒が動いた方が良いです。
大人が動いて解決を約束事にすると,相談相手の先生も「そこまではできないです」となります。
保護者が動く場合もその先生は働きかけをお願いするということを強調しておきましょう。
相談相手の先生には本当のことを打ち明けます。
合わない先生(今回の場合,部活動の顧問)には本当のことを伝えるのが難しいなら,当たり障りのない理由を伝えます。
それで休みが増えたり,部を辞めたりすることを伝えればいいのです。
嘘も方便です。
もちろん当たり障りのない理由は相談相手の先生にも「表向きは」ということで話を通しておきます。
生徒は直接,顧問に伝えた方がいいですが,同時に相談した先生にも顧問に伝えてもらいましょう。
学校全体でこの件を知っているといった空気感を出すのがやんわりと収束していく方向になるでしょう。
不法行為は記録を残しておく
さらに状況が厳しく,不法行為を万が一受けた場合は記録を残しておきましょう。
ここまで来ると,大人同士で動かなければいけないので,保護者,管理職,場合によっては弁護士,警察も関わります。
なぜ中学・高校の変わっている先生がいる?のまとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
元々は人のために何かをしたいと思って教師になった人が多いと思います。
ただ,どこかで気持ちのコントロールや判断を間違えたために,変わった人になってしまったという見方ができるのではないでしょうか。
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