前回はボリューミーな1学期にやることを紹介しました。
今回は2学期以降を紹介していきます。
2学期からは1学期の繰り返しとなるので,省略しながら書いていきます。
自己紹介
年間の時期ごとに変わる学校教員の仕事内容:9月~12月中旬
2学期は1学期と同じような流れになります。
秋は文化祭、体育祭など行事の季節
1学期に文化祭,体育祭をやらない学校は2学期に行うことが多いでしょう。
秋は入試説明会が本格化する時期
特に私立中高ではこの時期に入試説明会等を何回か行うでしょう。
一般選抜受験をする生徒を受け持っていると,この時期に調査書を作っておきます。
いよいよ出願計画を考える上で、生徒から進路の相談も増え、面談も実施します。
10月下旬、12月上旬には定期テスト
他にも、2学期の中間テストと期末テストがあります。
テスト期間の2週間前くらいから作り始めます。
年間の時期ごとに変わる学校教員の仕事内容:12月下旬~1月上旬(冬休み)
冬休みは夏休みと同様,部活と3学期の準備を行います。
ただ,さすがに30日~3日くらいまではお休みにすることが多いです。
夏休みの時と同様,有休を消化しやすい期間でもあります。
年間の時期ごとに変わる学校教員の仕事内容:1月中旬~3月中旬
3学期は計画した行事をほとんど終えているので,少し落ち着いた時期だと感じています。
ただ,高校の場合,自校の入学試験があるのでその準備と運営があります。
受験生を抱えている場合は,出願指導や合否の確認,追い込みの講習で少しバタバタするかもしれません。
特に進学実績は各学校のPRで使いたい情報ですが,合否を報告してくれない生徒も少なくありません。
特に不合格となった場合はこちらからアプローチをしないと報告してくれない場合があります。
そういった対応をします。
2月から3月は卒業式の準備
卒業生を抱えている場合は,卒業式の準備があります。
卒業式は確認作業が多く,卒業証書の名前の確認,皆勤賞等の受賞者の名前の確認や商品の準備,式進行の確認などがあります。
名前に間違えがないことはもちろん,異体字の間違えがないかも確認します。
卒業直前は生徒の登校が少ない時期で教員は休んでいるのではと思われがちです^^;
担任は3学期に指導要録を作成
年度の終わりに差し掛かり,「指導要録」というものを担任は作成します。
生徒一人一人の学籍,成績などを記録します。
評定や住所など学校のシステムにもともと登録してあるものはシステムで流し込めますが,総合所見及び指導上参考となる諸事項等は一人一人書いていきます。
2月下旬から学年末テストの作問作業を開始
同時に学年末テストの時期でもあるので,作問,試験監督,採点,成績処理があります。
年間の時期ごとに変わる学校教員の仕事内容:3月下旬~4月上旬(春休み)
春休みは,夏休み,冬休みに比べて仕事量は多いです。
仕事内容は基本的に4月以降の準備になります。
次年度に担当する授業が分かれば授業準備を始め,出席簿,日直日誌の準備などがあります。
時間割を作る係の先生は朝から夕方までかかりきりです。
入学式など4月早々に行う行事の準備もあります。
遠足などは親睦を図るため1学期中に行うことが多いですが,業者との打ち合わせ等準備に時間がかかるので,2月~3月中に準備を始めて春休みには下見等の確認をするでしょう。
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